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BONJONOジャーナル

まちめぐりコラムVol.07

多様な機能で出会いの場を創出(佐賀市「わいわいコンテナ2」「マチノシゴトバcotoco215」)

2017.02.13

原っぱ+ライブラリー+チャレンジショップ

現在、佐賀市では、まちなかの空き地を公共が借り上げて芝の原っぱとする実践が進んでいる。そのうち、わいわいコンテナ2では、原っぱの上に3つのコンテナが仮設で置かれ、マンガや女性雑誌の置かれた図書室、サークル等の活動スペース、お店を開きたい人のチャレンジショップとして活用されている。水路沿いに大きな開口を持つ気持ち良いライブラリーには、NPOのメンバーが常駐しており、いつも子どもたちが寄ってきて放課後の時間を過ごしている。チャレンジショップでは、いろいろな世代の店主が初めてのショップにチャレンジしており、ここから巣立って近所に本格的な店舗を構えた雑貨屋も出てきた。
民間による多機能の居場所
同じ通り沿いの別の空き地は、民間会社が借り上げ、同様に芝生を張って仮設コンテナを並べている。ここは、この会社のオフィス、カフェ、コワーキングスペースとして活用されており、クリエイティブな人やおしゃれな若い女性らが集う場となっている。カフェとコワーキングスペースを分ける棚は、地元の手作り雑貨等の展示販売用ディスプレイとなっており、値札の付けられた小物などが並べられている。通りに面したデッキでは、この日は野菜の直売が行われていた。

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写真左:ライブラリー / 写真右:チャレンジショップ

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写真左:カフェ / 写真右:デッキでの野菜販売の様子

柴田 建

筆者

柴田 建

1971年福岡市生まれ。2000年九州大学大学院博士課程修了。博士(工学)。日本(福岡、東京、沖縄等)および世界(カリフォルニア、上海、マニラ等)各地の住宅地をめぐり、地域住環境のマネジメントやコミュニティ主導の地域づくりについて研究・実践を行っている。

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